「検査結果」 モンド闘病記【6/21~6/22】

6月21日の夜10時すぎ、携帯電話に着信。

 

その瞬間、大げさではなく本当に腰が浮き上がった。番号表示を見ると、やはり動物病院から。祈りながら通話ボタンを押す。男性の先生(以下、ヒゲ先生)からだ。

「とくに何かあったわけではないのですが、ご心配されているかと思いまして」。

とてつもなく驚かされたけれど、その心遣いはありがたかった。これは心臓に悪い。

ヒゲ先生の話をまとめると、こんな感じ。

 

・けいれんを起こして、危ない時もあった。

・瞳が上下に揺れる“眼振”が出ている。また左目が斜視ぎみになる。これは脳に何らかの問題がある場合の症状。

・緊急と判断し、脳圧を下げる薬を使った。ステロイドも使用。

・薬が効いたのか、今は落ち着いて眠っている。

・明日、練馬の病院でMRIの予約がとれた。

 

一時はかなり危険な状態になったらしい。後でわかったことだが、この日はたまたま病院内で研修があったためにヒゲ先生が遅くまで残っていたのだそうで、その偶然がなければどうなっていたかわからない。すごい幸運だよ、モンド。

 

そして22日の朝、B病院でモンドを引き取ると、その足で練馬のC病院へ。すでに予約が入っているため、ほとんど待たされることなく獣医さんとの面談が始まった。

 

頭と背中、腰のMRIを撮る予定とのこと。全身麻酔のリスクについても説明があり、同意書にサインを求められた。

 

あとは、ひたすら検査が終わるのを待つ。私自身は経験がないが、MRIはとにかく時間がかかるのだ。

 

ところが、予定よりもずっと早く獣医さんが出てきた。何カ所か撮るはずだったが、最初に撮影した頭の部分にはっきりと原因が写っていたため、そこで切り上げたのだという。

 

画像を見せてもらいながら、説明を受ける。まず、造影剤なしの画像には、脳内にはっきりとした白い影が見えた。この影が、炎症を起こしている部分らしい。そして、その炎症を引き起こした原因が、造影剤を入れて撮影した画像のほうに写っていた。左目の後ろあたりに位置するそれは、まさしく腫瘍だった。

 

この検査結果を携えて、B病院に戻る。ヒゲ先生は「脳でしたか……」と少々言葉に詰まったが、すぐにこう続けた。「でも、これで治療方針が決まりました」。

 

・腫瘍を外科的に取り除くことはできない。

・脳圧を薬で下げる。

・ステロイド剤で炎症を抑える。

 

これがモンドが行なっていく治療だ。完治を目指すのではなく、生活の質を高めることに注力する。他にできることがないと言ったらそれまでなのだが、病気の正体が判明した以上、的確な対処が望める。あとは腫瘍の成長スピードが少しでもゆっくりになるように祈るだけだ。

 

モンドは、引き続き病院泊。明日は休診日だが、来てくださいと言われる。全身麻酔の影響が残っているのか、まだぐったりしているモンドの回復を願い、家路についた。

堀切 功(ほりきり・いさお)

 

1965年生まれ。雑誌編集の経験を活かして、写真撮影や出版編集を仕事にしています。

 

詳しくは[プロフィール]をご参照ください。

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